【語り】割り切るプレイング

S13で1位を取ったすのーほるんのプレイングを近くで見ていて考えたこと。

 

まず、当たり前の話であるがランクマとは勝率のゲームである。

 

私はその中でも、全対応を目指して広く勝つことで勝率を稼ぎたいと考えているが、割り切ることで勝率を稼ぐ方法があるのだと知った。

 

すのーほるんによく、「その選出、〇〇型どうしてるの?」と聞くと「この並びでそれはいないよ」と言われる。

全対応を目指す私からするとこの点だけは理解出来なかったが、ある型を割り切った瞬間、一気に筋の通ったプレイングになることにも気付いた。

彼は感覚派プレイヤーと称される。

しかし実際は、経験則によって裏付けされた膨大な思考から相手の並びで型を判断する嗅覚というのが正解な気もする。

 

一般に、「その選出〇〇どうしてるんだよ」を耳にするし、実際僕も思う。これは全対応を目指す人間から見るとブチ切れ案件なのだが、勝率を求める人間にとっては「でも実際通ったでしょ?」が成立する。

 

誤解がないように言っておくと、彼は全ての型を決め打ってる訳でもないし、何もケアしていない訳でもない。しかし「それは負けでいい」も頻繁に目にする。

「その選出〇〇どうしてんだよ」の裏には順当すぎる負け試合も存在することは忘れてはいけない。ただそんな負け試合よりも嗅覚により勝つ試合が多いという話。

 

ポケモンは勝率のゲームである。色々な形で勝率の取り方があるため、全てのプレイヤーを尊敬出来る。

 

理論・嗅覚・確率、全てを最高に練り上げて最強を目指して頑張る。それだけ。

【ポケモンSV】あくびガチグマスタンダード【シーズン11最終2位】

f:id:ackerpoke:20231101090527j:image

レンタルです、ぜひ使ってください

 

【戦績】

シーズン11 最終2位

 

【コンセプト】

・勝てない展開、構築を作らない

・相手から見えない勝ち筋

・こだわり持ちを採用せず立ち回りの幅を広げる

 

【構築経緯】

アカツキガチグマの解禁に伴い、強い型を考えた結果、物理受けのガチグマを思いつき序盤から煮詰めていた。

物理受けとしてのガチグマはそれに足る数値があるのは大前提として、

・選出圧力がある

・サイクル戦の中で相手にかける負荷が大きい

・あくびによって起点回避ができる

点が他より優れている。

一方で特殊で殴られることに関してはあまり耐性がなく、特にガチグマミラーは解決しなければならなかった。

そこでシーズン序盤から注目されていた毒を入れてカイリューで粘ることを処理方法の1つとして用意し、D方面に厚くタイプの補完も良いドヒドイデを毒要員として採用した。

また物理受けとしてのガチグマはテラスを切りたい場面が多くゴーストの一貫を作ってしまうため、欠伸とシナジーのある悪タイプとして襷剣舞ウーラオスを採用。

さらにチオンドヒドやシーズン終盤に増加傾向であったトリル+ガチグマに機能するポケモンとしてブエナハバタクカミを採用。

最後に受け系統をまとめて破壊するために風船サーフゴーを採用して構築の完成とした。

 

【個体紹介】

ガチグマ(アカツキ)

テラス:フェアリー
持ち物:食べ残し

特性:心眼

性格:図太い

実数値(努力値):219(244)-x-182(204)-163(60)-85-61

C:無振りパオジアンをブラッドムーンで超高乱数1発

S:最遅ママンボウ抜かれ

HB:可能な限り高く

技:ブラッドムーン 大地の力 欠伸 月の光

 

 

カイリュー

テラス:フェアリー

持ち物:イカサマダイス

特性:マルチスケイル

性格:意地っ張り

実数値(努力値):197(244)-172(20)-116(4)-x-128(60)-123(180)

A:1舞スケイルショット4発で無振りパオジアンを超高乱数1発

HD:特化ノマテラブラッドムーンが超高乱数で羽休めで受かる

S:準速キノガッサ抜き、1加速で最速110族抜き

技:スケイルショット 地震 竜の舞 羽休め

 

 

ドヒドイデ

テラス:フェアリー

持ち物:メンタルハーブ

特性:再生力

性格:慎重

実数値(努力値):157(252)-83-173(4)-x-213(252)-55

HD:特化アカツキガチグマの珠テラスブラッドムーン(≒珠大地の力)が超低乱数1発

技:アクアブレイク 毒毒 毒菱 自己再生

 

 

ウーラオス

テラス:毒

持ち物:気合いの襷

特性:不可視の拳

性格:意地っ張り

実数値(努力値):175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)

技:暗黒強打 ドレインパンチ 不意打ち 剣の舞

 

 

ハバタクカミ

テラス:フェアリー

持ち物:ブーストエナジー

特性:古代活性

性格:控え目

実数値(努力値):153(180)-x-84(68)-179(60)-156(4)-180(196)

技:ドレインキッス シャドーボール 身代わり 瞑想

 

 

サーフゴー

テラス:格闘

持ち物:風船

特性:黄金の体

性格:控え目

実数値(努力値):193(244)-115-193(180)-111-115(84)

S:最速ガチグマ抜き

技:シャドーボール テラバースト 悪巧み 自己再生

 

 

【個体解説】

ガチグマ

アーマーガアの下から動くためにSを削った。

構築経緯で記した点に加えて、タイプについて。ガチグマは環境トップであるウーラオス・パオジアン・オーガポンに軒並み弱点を突かれるため、これらを受けられるフェアリーテラスタルにした。ただテラスを切る前のタイプも十分優秀で、これら以外にはあまり弱点を突かれない、特に対カイリューにおいては非テラスでも戦えるのが強かった。カイリューの型がさらに多様化している中、アタッカー・ゴツメ型・電磁波型などあらゆるカイリューに仕事ができるのは唯一無二の性能である。

ガチグマは現段階ではアタッカーが多く、ガチグマに対して引く行動が基本的に強くない(ガチグマは対面的に殴り勝つ方が処理方法として安定する)。これに対し物理受けガチグマは相手の対面的な動きに対して強いため、この型が周知されてないシーズン11においてはアドバンテージを取りやすかった。

技に関しては大地の力と守るが選択になるが、サイクル下で鋼や岩に打点が欲しい、特に大地の力があることでキョジオーン入りに汎用性を落とさずメタを張ることができるため大地の力を採用した。

また欠伸と食べ残しの相性の良さもあった。

選出圧力・サイクル性能・相手視点の読みにくさ全てにおいて最強だった。

 

カイリュー

ドヒドイデ+カイリューの選出が強力であり、カイリューをフェアリーテラスタルにすることで両ラオス・イーユイ・パオジアンの一貫を切ることができる。またカイリューで最もメジャーと言えるスケショ型のミラーにおいて一方的に殴ることができる。

今までのアタッカーカイリューはテラスありきな攻撃性能であったが、テラスタルがなくても成立するアタッカーなのが偉く、ことガチグマにテラスタルを切りたい本構築においては相性が良かった。

単純に強い型であるのに加え、ガチグマの欠伸とのシナジー、身代わり持ちを誘いやすいドヒドイデとのシナジーもありかなり強力だった。

またドヒドイデが勝てない毒テラスガチグマに対して、テラスを吐かせた後にカイリューを一貫させることができ高い制圧力を示してくれた。

 

ドヒドイデ

ラスタルはイーユイの一貫を切るフェアリーテラスタルカイリューと合わせてどちらにテラスを切ってもイーユイを見れるようにした。

ガチグマに対して行動保証を持つため、ハバタクカミに役割遂行するためにHD特化。身代わりハバタクカミまでケアをしてアクアブレイク+毒毒、挑発ハバタクカミをケアしてメンタルハーブ。ドヒドイデを挑発やアンコールで起点にする相手のプランをメンタルハーブが崩してくれて強力だった。

毒菱は単純に定数ダメージを稼ぐだけでなく、サーフゴーと合わせることでハピナスを突破する手段になったりと、詰める以外に崩しのプランを作る上で必須の技だった。

 

ウーラオス

ラスタルはガチグマと合わせてハバタクカミの一貫を切れる毒で採用。

剣舞ウーラオスの強さは特筆することがない。

ドレインパンチステルスロックや先制技で襷を潰す動きに対して有効に働いた。

 

ハバタクカミ

身代わりは具体的にはブーストエナジーカミの電磁波の拒否、ガチグマの欠伸の拒否に働いた。特にガチグマ対面で初手に相手が取り得る行動がブラッドムーンor欠伸であるため、身代わりを打つことで型を見極めつつ全対応することができる。ガチグマをトリル展開するタイプの構築には身代わりを上手く絡めることでトリルターンを凌ぎ裏に繋ぐことができた。

また遅いサイクルで重くなりがちなメガネイーユイを対面から起点にできるため、構築の穴を埋めつつガチグマに対してイージーウィンを拾えるポケモンとして構築全体にフィットしていた。

 

サーフゴー

ハピナスを崩しつつ、選出した際に腐りにくい格闘テラバーストでの採用。特に今期は受けループにパオジアンがいるような構築が散見されたため、対面性能を上げられる格闘テラスタルは強力だった。

風船は受けループのグライオンに有効に働くほか、スタンパに選出した際も相手のガチグマを悪巧み→格闘テラバーストで落とせる、地震持ちに対面有利になる等、汎用性を落とさないアイテムとしても機能していた。

 

 

【終わりに】

自分でも信じられないくらいの好成績でびっくりしています。最後に潜る勇気は完全になかったので2位という結果は悔しくも納得しています。けれども嬉しいです。愛しているポケットモンスター

 

質問等ありましたら@seaeTeaesへ

 

スペシャルサンクス】

・最終日にSの低いガチグマを厳選してくれたわだつみさん

・前日4000位で萎えてるところを奮起してくれたすのーほるん

・一緒に構築を考えてくれたほかぜさん

【ポケモンSV】フェアリーテラバーストキョジオーン軸

【戦績】

シーズン10 最終64位

 

【構築経緯】

環境でトップクラスに強いと考えているキョジオーンから構築を組み始めた。キョジオーン軸を使う上で私が大切だと考えていることは

①キョジオーンを強く使う

②キョジオーンメタを破壊する

③キョジオーンメタを裏選出で腐らせる

である。

レギュレーションDではレギュレーションC以前と比較してキョジオーンに対する崩しが多様化しているように思えた。そのため「サーフゴーの切り返しにイーユイを使う」のようなピンポイントのメタではなく、キョジオーンを含めた並びによってキョジオーンメタに対してメタを張ることで上記の①②を幅広く目指そうと考えた。

そこで考えたのがフェアリーテラバーストキョジオーンである。(具体的な強みは個体解説にて)

まず相方としてスカーフランドロスを採用した。

これによりキョジオーンのテラバーストで毒テラスタルや鋼テラスタルを吐かせてランドロスで上から叩くという動きが成立する。

加えてカイリュー、オーガポンを採用しアンコールを持たせることで毒or鋼テラスタル+みがわりの動きに対してリスクをつけた。

 

ここまでの4匹

キョジオーン、カイリュー、オーガポン、ランドロス

を上記①②を満たすための軸とした。

 

さらに足りない崩しの要素を補うためにメガネ鋼テラスタルテツノツツミ、隠密マントサーフゴーを採用した。

 

③については満足のいくものに仕上がっていないが、①②の要素をかなり強力に組み込めたと考えている。

 

【個体紹介】

キョジオーン

テラスタイプ:フェアリー

持ち物:食べ残し

特性:清めの塩

性格:わんぱく

実数値(努力値):207(252)-120-198(236)-x-113(20)-55

技:塩漬け テラバースト 守る 自己再生

 

カイリュー

テラスタイプ:ノーマル

持ち物:ゴツゴツメット

特性:マルチスケイル

性格:いじっぱり

実数値(努力値):197(244)-198(204)-116(4)-x-121(4)-107(52)

技:地震 神速 アンコール 羽休め

 

ランドロス

テラスタイプ:飛行

持ち物:こだわりスカーフ

特性:威嚇

性格:いじっぱり

実数値(努力値):191(212)-182(4)-118(60)-x-102(12)-139(220)

HB:威嚇込みガブリアスのスケイルショットを10発耐え

HD:ハバタクカミの4振りムーンフォースを超高乱数2耐え

A:無振りガブリアス地震で超高乱数2発

S:最速テツノツツミ抜き抜き

技:地震 岩石封じ テラバースト 蜻蛉帰り

 

オーガポン

テラスタイプ:炎

持ち物:竈門の面

特性:型破り(面影宿し)

性格:陽気

実数値(努力値):185(236)-143(20)-105(4)-141(196)-150(52)

HD:特化ハバタクカミのフェアリーテラスメガネムーンフォースを超高乱数2耐え

S:準速ウーラオス抜き

技:蔦棍棒 ウッドホーン アンコール 光合成

 

サーフゴー

テラスタイプ:格闘

持ち物:隠密マント

特性:黄金の体

性格:控え目

実数値(努力値):193(244)-x-115-203(252)-111-105(12)

技:シャドーボール テラバースト サイコショック 悪巧み

 

テツノツツミ

テラスタイプ:鋼

持ち物:拘りメガネ

特性:ブーストエナジー

性格:臆病

実数値(努力値):131-x-135(4)-176(252)-80-206(252)

技:ハイドロポンプ 冷凍ビーム フリーズドライ テラバースト

 

 

【個体解説】

キョジオーン

フェアリーテラバーストの利点は次の2点である

・テラスを切っていない多くのポケモンに抜群で入るため塩漬けよりも強力なダメージソースとなる

・塩漬けで割れないみがわりが割れる

具体的に有効に働いた相手はガブリアス(裏のランドロスと併せて)、水ウーラオス(裏のカイリューと併せて)、悪ラオス(多くが悪テラスのため隠密でも突破可能)、トドロクツキ(裏のランドロスと併せて)、硬い剣舞パオジアン、ディンルー(処理速度が上がる、身代わりに負けない)、テツノツツミ(身代わりを割れる)、瞑想みがわりハバタクカミ、コノヨザル(処理速度が上がる)、色々な隠密持ちを削って突破するなどである。

 

カイリュー

ウーラオスにリスクをつけるためゴツゴツメット、キョジオーンで削ったポケモンをスイープする神速、補完技の地震、サイクルを回すための羽休め、身代わりや積み技等を縛るアンコール。ウーラオスを受け切るにはHB型の方が都合がいいが、フェアリーテラバーストによりある程度対応できること、前のめりな戦い方にしたかったことを加味しこの型での採用。

 

ランドロス

ガブリアスに向かってキョジオーンでフェアリーテラバースト→次のターンでガブリアスの鋼テラスタルに合わせてランドロスバックを可能にするための調整。カイリューに打点が欲しかったため飛行テラバーストでの採用。

パオジアンの命の珠氷の礫まで耐えるので蜻蛉返りからテツノツツミ出しで相手のパオジアンに対してほぼ対応可能。

ブーストエナジーハバタクカミがCSとBSの二択だと仮定すると、エナジーカミを対面突破可能(電磁波展開の拒否)。

 

オーガポン

サーフゴーに強く取り巻きに仕事ができるポケモンとして採用。相手のハバタクカミに投げることを前提とするなら、殴りながら回復できるウッドホーンはかなり有用に感じた。キョジオーンを崩す多くのポケモンの上からアンコールを押せるため、展開を取りやすく強かった。

 

サーフゴー

相手のキョジオーン絡み、受けループに投げる用。

受けループはシーズンを通して1回しか負けなかったが、キョジオーン絡みに対しては選出択になることが非常に多く微妙であった。

 

テツノツツミ

オーガポン、神速カイリュー、ミラー、ハバタクカミなどを強く意識した鋼テラバースト型。かなり高頻度で選出していたので構築にあっていたように感じる。

 

 

【終わりに】

取り巻きのポケモンは改善の余地が多々あるが、フェアリーテラバーストキョジオーンはかなり強かった。皆様の参考になれば幸い。楽しかったのでまたポケモンしたい。おわり。

【ポケモンSV】塩軸対面操作サイクル

【戦績】

・6ROM2100

本構築をすのーほるん(twitter:@Yukibue_Poke)が使用

・関西シングルフェスタ優勝

・S3最終36位/最高R226x

 

 

【構築コンセプト】

・キョジオーンを強く使う

・キョジオーンメタを破壊する

・命中安定で固める

 

【構築経緯】

環境で最も強いポケモンがキョジオーンだと考えたため軸にした。キョジオーンを使う上で障害となる身代わり持ちと隠密マント持ちに対して次のようにメタを張った。

①キョジオーンの呪いで削る

②クッションで対面操作をし高火力で倒す

③裏選出で腐らせる

 

①キョジオーンの呪いで削る

主に身代わり持ちや、隠密ラウドボーンや隠密カイリューといった低火力の隠密持ち、影踏みや炎の渦などの拘束系に対してゴーストテラス呪いが機能する。

 

②クッションで対面操作をし高火力で崩す

受け出しで隠密が見えた場合や身代わりをケアするときに、クッションに引いてからとんぼがえりやボルトチェンジを押し安全に高火力を着地させることで隠密持ちや身代わり持ちを崩しの起点にすることが出来る。

 

③裏選出で腐らせる

キョジオーンを出さなくても勝てそうな試合に関しては、必然的に②をベースとした選出になってくる。相手視点ではキョジオーン対策を出さなければならないが、こちらはキョジオーンを出さずに逆に②をベースとした選出でカモるという構図が頻発する。

 

これを軸に

キョジオーン枠

高火力エース:ハバタクカミ、イルカマン

クッション:ジバコイル、アーマーガア

補完(崩しなど):ドオー

とした。

 

 

【個体紹介】

キョジオーン

テラス:ゴースト

持ち物:たべのこし

特性:きよめのしお

性格:わんぱく

実数値(努力値):207(252)-120-167(4)-x-142(252)-55

技:しおづけ まもる のろい じこさいせい

 

しおづけによる削りの性能+両のろいの詰ませ性能が強力。残飯込でセグレイブを受けるためにBに補正をかけた。早めにテラスタルを切る試合展開を作ることによって様々なポケモンに後投げが効くようになる。ただしメガネ持ちやハチマキ持ちが受からないため型を慎重に判断する必要がある。

 

ハバタクカミ

テラス:フェアリー

持ち物:こだわりメガネ

特性:こだいかっせい

性格:ひかえめ

実数値(努力値):155(196)-x-87(92)-182(84)-156(4)-172(132)

技:ムーンフォース シャドーボール サイコショック マジカルフレイム

 

調整はこちらから拝借。

https://note.com/orderxvegas/n/na21a72482982

耐久に厚く振ることにより対面性能を引き上げた型。色々なポケモンへの突っ張りが合法的になるため、多少無理をしたプレイングも可能。不意のテラスタルをケアすれば、基本的にムーンフォースの通りが良いのでこのポケモンを通しに行くことが多かった。

 

イルカマン

テラス:みず

持ち物:こだわりハチマキ

特性:マイティチェンジ

性格:いじっぱり

実数値(努力値):175-134(252)-93(4)-x-82-152(252)※ナイーブ

技:ウェーブタックル クイックターン インファイト ジェットパンチ

 

高火力先制技持ちの点を最も評価して採用。最終日にカイリューやツツミが増えていたことから逆風ではあったが、それを加味しても十分なパワーがあった。HB特化サーフゴーを水テラスタルウェーブタックルで確定1発にするため、持ち物はこだわりハチマキで確定。高火力持ちを初手に誘うため、それをケアするか別のポケモンを合わせるかの2通りから試合プランを組み立てる。

 

ジバコイル

テラス:みず

持ち物:とつげきチョッキ

特性:アナライズ

性格:ひかえめ

実数値(努力値):175(236)-x-135-168(20)-142(252)-76

技:10まんボルト ラスターカノン ボルトチェンジ テラバースト

 

サーフゴー、ハバタクカミ、ツツミ辺りを仮想敵としたクッション枠。ミラーで下からボルチェンを打てるようにSを削った。終盤はこのポケモンが崩しの対象となってることが多く投げにくい場面が目立ったが、しっかりと半減に向かって投げることを意識すると十分強く使えた。

 

 

アーマーガア

テラス:かくとう

持ち物:ゴツゴツメット

特性:ミラーアーマー

性格:わんぱく

実数値(努力値):205(252)-107-172(252)-x-106(4)-87

技:ボディプレス てっぺき とんぼがえり はねやすめ

 

物理のクッション枠。詰ませ性能+サイクル性能を評価して上記の技構成。

 

ドオー

持ち物:くろいヘドロ

特性:ちょすい

性格:しんちょう

実数値(努力値):

技:じしん どくどく まもる じこさいせい

 

マスコット枠。中盤に増えていたミラーを意識した構成。ほぼ選出しないので環境に合わせてチューニングが可能。

 

【最後に】

すのーほるんのTwitterYouTubeです。こちらで配信などしているので良ければ見に来てください

https://twitter.com/yukibue_poke?s=21&t=G7nuwH-HddEir4cgNZNKXQ

https://youtube.com/@user-ub5jn5hy4i

【ポケモン剣盾】壁バド+珠ジガルデ

 

【構築経緯】

始点:壁バド

①Sが高く、挑発も持てることで壁役として十分な性能があること

②ワンウェポンでも十分な抜き性能を期待できること

③バドレックス自体の圧が強くダイマックスを誘発しながら壁でいなせること

以上の性能を評価して構築の軸とした。

 

抜きエース:珠ジガルデ

禁止伝説級の中で以下の要素を持つポケモンを探した

バドレックスの誘う悪ポケモンを起点にできること

②壁5ターンで積み切り、裏まで貫けること

ゼルネアスと珠ジガルデで迷ったが、積まずとも柔軟にダイマックスを使える珠ジガルデを採用。

環境トップのバドザシ、ザシイベル、ザシオーガを1舞で崩し切れる性能がある。

 

裏エース:鉢巻水ラオス

ポリゴン2ナットレイミミッキュマンムーヒヒダルマなどがどうしても重くなってしまうため、これらを崩せるポケモンを考えた。

壁下でダイジェット+ダイナックルを積むことでダイマ後も抜き性能を維持できる。

 

これら3体を固定して補完を組んだ

 

【個体解説】

バドレックス(黒馬)

持ち物:気合いの襷

特性:神馬一体

性格:臆病

実数値(努力値):183(60)-81-113(100)-197(92)-121(4)-222(252)

HB:特化水ウーラオスの水流連打+アクアジェット確定耐え

C:HD199(252)-136(4)ザシアンをアストラルビット*2で超高乱数2

技:アストラルビット 挑発 リフレクター 光の壁

 

水ウーラオスに負けたくなかったのでこの配分。

アストラルビットだけでもある程度の抜き性能は担保されている。

ザシアン軸に対してバドレックスを通す選択肢を残すために、ザシアンに対して積極的にアストラルビットを押すと良い。

ラッキーが悪あがきを始めるので楽しい。

 

ジガルデ

持ち物:命の珠

特性:スワームチェンジ

性格:陽気

実数値(努力値):183-152(252)-142-x-116(4)-161(252)

D:低火力ポケモンからの冷凍ビームの乱数に絡むため4振り

技:サウザンアロー 逆鱗 身代わり 竜の舞

 

パーフェクション後に黒バドまで抜くため最速。

身代わりで起点の範囲を広げたり、択を回避したり、90族禁伝のダイマを枯らしたりと有用な技。

メタモンに強くはないが、メタモン視点でジガルデ対策を一任できないため結局出てこないことが多かった。

 

ウーラオス(連撃)

持ち物:こだわり鉢巻

特性:不可視の拳

性格:陽気

実数値(努力値):175-182(252)-120-x-80-163(252)

技:水流連打 インファイト 燕返し 怖い顔

 

ダイジェットにより相手の想定を崩しやすい。

壁と合わせることで雨A↑鉢巻水流連打を簡単に打てるのでシンプルながら強力。

 

ナットレイ

持ち物:ヨプの実

特性:鉄の棘

性格:呑気

実数値(努力値):181(252)-138(188)-176(68)-x-136-22

技:ジャイロボール タネマシンガン 叩き落とす 宿木の種

 

ザシアンを後投げから倒せるやつ。HP管理をちゃんとすると2体持っていけたりする。

実はダイマを切って強いポケモン。ウーラオスに投げられる点やゼルネアスの気合い玉までケアできるのが強力だった。

 

バンギラス

持ち物:カゴの実

特性:砂起こし

性格:慎重

実数値(努力値):207(252)-155(4)-147(132)-x-147(108)-83(12)

HB:特化イベルタルの珠ダイスチル、ホウオウの珠ダイアース確定耐え

         壁下でダイアーク+ダイスチル+鋼の翼確定耐え

技:イカサマ 挑発 ステルスロック 眠る

 

受けも崩しもできる型。リフレクターを張った後の引き先になるためにHBに厚く振った。

Sのチキンレースは不毛なのでポリ2ラッキーを抜けるくらいで我慢した。

 

ヌケニン

持ち物:厚底ブーツ

特性:不思議な守り

性格:寂しがり

実数値(努力値):1-156(252)-45-x-x-92(252)

技:ポルターガイスト 影打ち 鬼火 守る

 

カイオーガ、ゼルネアスが辛めなため入れてみた。机上論ではコピられたジガルデのストッパーにもなる。

使い方がわからず1回も選出してないがオーガやゼルネが出てこなかった時は感謝していた。

 

【選出】

VS

初手にバドレックスを置く。こちらのバドレックスと相手のガオガエンの対面では蜻蛉を考えるとリフレクターが中間択になる。ジガルデで安全に積めればそのまま勝てるのでそれを目指す。バドレックス+ジガルデ+バンギラスorナットレイ

VS

イベルタルに対して、

①バドレックスで壁を貼り、バンギラスダイマを枯らす→再度バドを出してジガルデorウーラオス展開

②ジガルデでダイマを切り裏で積める

対面的に動かす方が勝てそうか、バンギでステロ撒いて壁張って積んだほうが勝てそうか、相手の構築の毛色を見て選出する

 

VS

バドレックスとナットレイで様子を見つつジガルデかウーラオスのどちらかを通す。

VS

バンギラスの挑発+ステロ、ジガルデで崩すことを意識する。出せる3体を出すと必然的にバドレックス+ジガルデ+バンギラスになるが有利に戦える。

VS

バドレックス+バンギラスで場を整え、ジガルデかウーラオスで崩す。

 

VS

おやつです。挑発でゲームをぶっ壊しちゃおう

 

VS

唯一きつい伝説。バドレックスでどれだけ削れるか、ナットレイを大切に扱えるかが勝負のポイント。

 

QR

 

【後書き】

最終日3時〜5時で10位〜20位をうろうろ出来ていたのでマジで悔しい。

純粋にプレイングに反省点が多く、環境への刺さりは悪くなかったので上を目指せたはずだった。

お疲れ様でした

【ポケモン剣盾】眼鏡ダイナ+磁力ジバコ +ザシアン

【コンセプト】

ザシアンの取り巻きに対して眼鏡ムゲンダイナが強く出られるため、ザシアンをキャッチして倒し、ムゲンダイナとザシアンで押し切ることを目指す。

 

【個体紹介】

ムゲンダイナ

持ち物:こだわりメガネ

特性:プレッシャー

性格:臆病

実数値(努力値):215-x-115-197(252)-116(4)-200(252)

技:ダイマックス砲 ヘドロ爆弾 火炎放射 流星群

 

多くのダイジェット持ちに対してダイマックス砲で確定1発を取ることができ、また多くのポケモンに確定2発を取れること、多くの技を1発は耐えることからダイマックス相手にも高い撃ち合い性能を持つ。ジバコイルの存在により鋼の選出が抑制されることもあり基本的に通りがいい。Sの必要性をあまり感じないためメタモンや有象無象に強くなる耐久振り +控えめの方が強いかもしれない。

 

ジバコイル

持ち物:ヨプのみ

特性:磁力

性格:図太い

実数値(努力値):175(236)-x-183(252)-153(20)-110-80

技:10万ボルト てっていこうせん 破壊光線 いやな音

 

ほぼ全てのザシアンに対して後投げからダイマックスを切ることで処理が可能。技は2W +起点回避の2つ(ダイアタックによるS下降と対要塞化のBダウン)。ゴチルゼルと同様にザシアンを捕まえられるかは相手依存になる側面もあるが、ザシアン側からムゲンダイナに対して取れる行動は限られているので大体うまく決まる。

また相手のザシアンを捕まえるだけでなくメタモンにパクられたザシアンも逃さず処理できるのが優秀だった。

 

ザシアン

持ち物:朽ちた剣

特性:不撓の剣

性格:いじっぱり

実数値(努力値):199(252)-217(60)-136(4)-x-151(124)-177(68)

技:きょじゅうざん じゃれつく でんこうせっか つるぎのまい

 

ダイマックスとの打ち合いを強く意識した耐久振り。Sをここまで伸ばすことで遅いザシアンを大体抜くことができる。技は2Wに加えリーチを伸ばすでんこうせっかと強引な崩しを行える剣の舞。インファイトを入れないことでメタモンにパクられてもジバコイルで簡単に処理できる。

 

【ポケモン剣盾】バトン黒バドレックス

 

バドレックス(黒馬)f:id:ackerpoke:20211028131337p:plain

持ち物:気合の襷

特性:神馬一体

性格:臆病

実数値(努力値):CS252D4

技:アストラルビット サイコショック 悪巧み バトンタッチ

 

バドレックスは単体だと止まるポケモンが多く崩しを行いにくいが、悪巧み+バトンで広い範囲を崩しにいくことが可能である。襷を持った黒バドレックスは有利対面で比較的積みやすいこと、襷消費&バトン後でもある程度役割を持てることが優秀だと感じた。また2ウェポンでも範囲を取れており、十分な対面性能も確保することができる。

裏にはサンダーやポリゴン2といった再生持ちの受け、メガネレヒレやスカーフガモスといった一環が作りやすいポケモンが良いと思う。またトドンにバトンするとザシアン軸は大体死ぬ

ザシアン対面で悪巧みして裏から出てきたポリ2からバトンで逃げるの最高なのでぜひお試しあれ