【戦績】
シーズン10 最終64位
【構築経緯】
環境でトップクラスに強いと考えているキョジオーンから構築を組み始めた。キョジオーン軸を使う上で私が大切だと考えていることは
①キョジオーンを強く使う
②キョジオーンメタを破壊する
③キョジオーンメタを裏選出で腐らせる
である。
レギュレーションDではレギュレーションC以前と比較してキョジオーンに対する崩しが多様化しているように思えた。そのため「サーフゴーの切り返しにイーユイを使う」のようなピンポイントのメタではなく、キョジオーンを含めた並びによってキョジオーンメタに対してメタを張ることで上記の①②を幅広く目指そうと考えた。
そこで考えたのがフェアリーテラバーストキョジオーンである。(具体的な強みは個体解説にて)
まず相方としてスカーフランドロスを採用した。
これによりキョジオーンのテラバーストで毒テラスタルや鋼テラスタルを吐かせてランドロスで上から叩くという動きが成立する。
加えてカイリュー、オーガポンを採用しアンコールを持たせることで毒or鋼テラスタル+みがわりの動きに対してリスクをつけた。
ここまでの4匹
を上記①②を満たすための軸とした。
さらに足りない崩しの要素を補うためにメガネ鋼テラスタルテツノツツミ、隠密マントサーフゴーを採用した。
③については満足のいくものに仕上がっていないが、①②の要素をかなり強力に組み込めたと考えている。
【個体紹介】
キョジオーン
テラスタイプ:フェアリー
持ち物:食べ残し
特性:清めの塩
性格:わんぱく
実数値(努力値):207(252)-120-198(236)-x-113(20)-55
技:塩漬け テラバースト 守る 自己再生
テラスタイプ:ノーマル
持ち物:ゴツゴツメット
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
実数値(努力値):197(244)-198(204)-116(4)-x-121(4)-107(52)
技:地震 神速 アンコール 羽休め
テラスタイプ:飛行
持ち物:こだわりスカーフ
特性:威嚇
性格:いじっぱり
実数値(努力値):191(212)-182(4)-118(60)-x-102(12)-139(220)
HB:威嚇込みガブリアスのスケイルショットを10発耐え
HD:ハバタクカミの4振りムーンフォースを超高乱数2耐え
S:最速テツノツツミ抜き抜き
技:地震 岩石封じ テラバースト 蜻蛉帰り
オーガポン
テラスタイプ:炎
持ち物:竈門の面
特性:型破り(面影宿し)
性格:陽気
実数値(努力値):185(236)-143(20)-105(4)-141(196)-150(52)
HD:特化ハバタクカミのフェアリーテラスメガネムーンフォースを超高乱数2耐え
S:準速ウーラオス抜き
サーフゴー
テラスタイプ:格闘
持ち物:隠密マント
特性:黄金の体
性格:控え目
実数値(努力値):193(244)-x-115-203(252)-111-105(12)
テツノツツミ
テラスタイプ:鋼
持ち物:拘りメガネ
特性:ブーストエナジー
性格:臆病
実数値(努力値):131-x-135(4)-176(252)-80-206(252)
技:ハイドロポンプ 冷凍ビーム フリーズドライ テラバースト
【個体解説】
キョジオーン
フェアリーテラバーストの利点は次の2点である
・テラスを切っていない多くのポケモンに抜群で入るため塩漬けよりも強力なダメージソースとなる
・塩漬けで割れないみがわりが割れる
具体的に有効に働いた相手はガブリアス(裏のランドロスと併せて)、水ウーラオス(裏のカイリューと併せて)、悪ラオス(多くが悪テラスのため隠密でも突破可能)、トドロクツキ(裏のランドロスと併せて)、硬い剣舞パオジアン、ディンルー(処理速度が上がる、身代わりに負けない)、テツノツツミ(身代わりを割れる)、瞑想みがわりハバタクカミ、コノヨザル(処理速度が上がる)、色々な隠密持ちを削って突破するなどである。
ウーラオスにリスクをつけるためゴツゴツメット、キョジオーンで削ったポケモンをスイープする神速、補完技の地震、サイクルを回すための羽休め、身代わりや積み技等を縛るアンコール。ウーラオスを受け切るにはHB型の方が都合がいいが、フェアリーテラバーストによりある程度対応できること、前のめりな戦い方にしたかったことを加味しこの型での採用。
ガブリアスに向かってキョジオーンでフェアリーテラバースト→次のターンでガブリアスの鋼テラスタルに合わせてランドロスバックを可能にするための調整。カイリューに打点が欲しかったため飛行テラバーストでの採用。
パオジアンの命の珠氷の礫まで耐えるので蜻蛉返りからテツノツツミ出しで相手のパオジアンに対してほぼ対応可能。
ブーストエナジーハバタクカミがCSとBSの二択だと仮定すると、エナジーカミを対面突破可能(電磁波展開の拒否)。
オーガポン
サーフゴーに強く取り巻きに仕事ができるポケモンとして採用。相手のハバタクカミに投げることを前提とするなら、殴りながら回復できるウッドホーンはかなり有用に感じた。キョジオーンを崩す多くのポケモンの上からアンコールを押せるため、展開を取りやすく強かった。
サーフゴー
相手のキョジオーン絡み、受けループに投げる用。
受けループはシーズンを通して1回しか負けなかったが、キョジオーン絡みに対しては選出択になることが非常に多く微妙であった。
テツノツツミ
オーガポン、神速カイリュー、ミラー、ハバタクカミなどを強く意識した鋼テラバースト型。かなり高頻度で選出していたので構築にあっていたように感じる。
【終わりに】
取り巻きのポケモンは改善の余地が多々あるが、フェアリーテラバーストキョジオーンはかなり強かった。皆様の参考になれば幸い。楽しかったのでまたポケモンしたい。おわり。