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【戦績】
シーズン11 最終2位
【コンセプト】
・勝てない展開、構築を作らない
・相手から見えない勝ち筋
・こだわり持ちを採用せず立ち回りの幅を広げる
【構築経緯】
アカツキガチグマの解禁に伴い、強い型を考えた結果、物理受けのガチグマを思いつき序盤から煮詰めていた。
物理受けとしてのガチグマはそれに足る数値があるのは大前提として、
・選出圧力がある
・サイクル戦の中で相手にかける負荷が大きい
・あくびによって起点回避ができる
点が他より優れている。
一方で特殊で殴られることに関してはあまり耐性がなく、特にガチグマミラーは解決しなければならなかった。
そこでシーズン序盤から注目されていた毒を入れてカイリューで粘ることを処理方法の1つとして用意し、D方面に厚くタイプの補完も良いドヒドイデを毒要員として採用した。
また物理受けとしてのガチグマはテラスを切りたい場面が多くゴーストの一貫を作ってしまうため、欠伸とシナジーのある悪タイプとして襷剣舞ウーラオスを採用。
さらにチオンドヒドやシーズン終盤に増加傾向であったトリル+ガチグマに機能するポケモンとしてブエナハバタクカミを採用。
最後に受け系統をまとめて破壊するために風船サーフゴーを採用して構築の完成とした。
【個体紹介】
ガチグマ(アカツキ)
テラス:フェアリー
持ち物:食べ残し
特性:心眼
性格:図太い
実数値(努力値):219(244)-x-182(204)-163(60)-85-61
C:無振りパオジアンをブラッドムーンで超高乱数1発
S:最遅ママンボウ抜かれ
HB:可能な限り高く
技:ブラッドムーン 大地の力 欠伸 月の光
テラス:フェアリー
持ち物:イカサマダイス
特性:マルチスケイル
性格:意地っ張り
実数値(努力値):197(244)-172(20)-116(4)-x-128(60)-123(180)
A:1舞スケイルショット4発で無振りパオジアンを超高乱数1発
HD:特化ノマテラブラッドムーンが超高乱数で羽休めで受かる
S:準速キノガッサ抜き、1加速で最速110族抜き
技:スケイルショット 地震 竜の舞 羽休め
テラス:フェアリー
持ち物:メンタルハーブ
特性:再生力
性格:慎重
実数値(努力値):157(252)-83-173(4)-x-213(252)-55
HD:特化アカツキガチグマの珠テラスブラッドムーン(≒珠大地の力)が超低乱数1発
技:アクアブレイク 毒毒 毒菱 自己再生
ウーラオス
テラス:毒
持ち物:気合いの襷
特性:不可視の拳
性格:意地っ張り
実数値(努力値):175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)
技:暗黒強打 ドレインパンチ 不意打ち 剣の舞
ハバタクカミ
テラス:フェアリー
持ち物:ブーストエナジー
特性:古代活性
性格:控え目
実数値(努力値):153(180)-x-84(68)-179(60)-156(4)-180(196)
技:ドレインキッス シャドーボール 身代わり 瞑想
サーフゴー
テラス:格闘
持ち物:風船
特性:黄金の体
性格:控え目
実数値(努力値):193(244)-115-193(180)-111-115(84)
S:最速ガチグマ抜き
技:シャドーボール テラバースト 悪巧み 自己再生
【個体解説】
ガチグマ
アーマーガアの下から動くためにSを削った。
構築経緯で記した点に加えて、タイプについて。ガチグマは環境トップであるウーラオス・パオジアン・オーガポンに軒並み弱点を突かれるため、これらを受けられるフェアリーテラスタルにした。ただテラスを切る前のタイプも十分優秀で、これら以外にはあまり弱点を突かれない、特に対カイリューにおいては非テラスでも戦えるのが強かった。カイリューの型がさらに多様化している中、アタッカー・ゴツメ型・電磁波型などあらゆるカイリューに仕事ができるのは唯一無二の性能である。
ガチグマは現段階ではアタッカーが多く、ガチグマに対して引く行動が基本的に強くない(ガチグマは対面的に殴り勝つ方が処理方法として安定する)。これに対し物理受けガチグマは相手の対面的な動きに対して強いため、この型が周知されてないシーズン11においてはアドバンテージを取りやすかった。
技に関しては大地の力と守るが選択になるが、サイクル下で鋼や岩に打点が欲しい、特に大地の力があることでキョジオーン入りに汎用性を落とさずメタを張ることができるため大地の力を採用した。
また欠伸と食べ残しの相性の良さもあった。
選出圧力・サイクル性能・相手視点の読みにくさ全てにおいて最強だった。
ドヒドイデ+カイリューの選出が強力であり、カイリューをフェアリーテラスタルにすることで両ラオス・イーユイ・パオジアンの一貫を切ることができる。またカイリューで最もメジャーと言えるスケショ型のミラーにおいて一方的に殴ることができる。
今までのアタッカーカイリューはテラスありきな攻撃性能であったが、テラスタルがなくても成立するアタッカーなのが偉く、ことガチグマにテラスタルを切りたい本構築においては相性が良かった。
単純に強い型であるのに加え、ガチグマの欠伸とのシナジー、身代わり持ちを誘いやすいドヒドイデとのシナジーもありかなり強力だった。
またドヒドイデが勝てない毒テラスガチグマに対して、テラスを吐かせた後にカイリューを一貫させることができ高い制圧力を示してくれた。
テラスタルはイーユイの一貫を切るフェアリーテラスタル。カイリューと合わせてどちらにテラスを切ってもイーユイを見れるようにした。
ガチグマに対して行動保証を持つため、ハバタクカミに役割遂行するためにHD特化。身代わりハバタクカミまでケアをしてアクアブレイク+毒毒、挑発ハバタクカミをケアしてメンタルハーブ。ドヒドイデを挑発やアンコールで起点にする相手のプランをメンタルハーブが崩してくれて強力だった。
毒菱は単純に定数ダメージを稼ぐだけでなく、サーフゴーと合わせることでハピナスを突破する手段になったりと、詰める以外に崩しのプランを作る上で必須の技だった。
ウーラオス
テラスタルはガチグマと合わせてハバタクカミの一貫を切れる毒で採用。
ドレインパンチはステルスロックや先制技で襷を潰す動きに対して有効に働いた。
ハバタクカミ
身代わりは具体的にはブーストエナジーカミの電磁波の拒否、ガチグマの欠伸の拒否に働いた。特にガチグマ対面で初手に相手が取り得る行動がブラッドムーンor欠伸であるため、身代わりを打つことで型を見極めつつ全対応することができる。ガチグマをトリル展開するタイプの構築には身代わりを上手く絡めることでトリルターンを凌ぎ裏に繋ぐことができた。
また遅いサイクルで重くなりがちなメガネイーユイを対面から起点にできるため、構築の穴を埋めつつガチグマに対してイージーウィンを拾えるポケモンとして構築全体にフィットしていた。
サーフゴー
ハピナスを崩しつつ、選出した際に腐りにくい格闘テラバーストでの採用。特に今期は受けループにパオジアンがいるような構築が散見されたため、対面性能を上げられる格闘テラスタルは強力だった。
風船は受けループのグライオンに有効に働くほか、スタンパに選出した際も相手のガチグマを悪巧み→格闘テラバーストで落とせる、地震持ちに対面有利になる等、汎用性を落とさないアイテムとしても機能していた。
【終わりに】
自分でも信じられないくらいの好成績でびっくりしています。最後に潜る勇気は完全になかったので2位という結果は悔しくも納得しています。けれども嬉しいです。愛しているポケットモンスター
質問等ありましたら@seaeTeaesへ
【スペシャルサンクス】
・最終日にSの低いガチグマを厳選してくれたわだつみさん
・前日4000位で萎えてるところを奮起してくれたすのーほるん
・一緒に構築を考えてくれたほかぜさん